妊娠中に美容鍼をしても大丈夫？　　/　　妊娠期に美容鍼の有効性と注意点について解説

妊娠中に美容鍼を受けても大丈夫ですか？

安定期の前は、妊娠によって母体の中で赤ちゃんが成長をしていくための土台を整えている途中なので体調は安定しませんね。

異常に疲れる、常に眠い、食欲減退、つわりが辛い、過食など症状は人によって様々。

こういった身体の状況変化が激しい時は、鍼の刺激が強く出る可能性もあるので、HARISでは安定期前の施術は控えさせて頂いております。

妊娠中に起こるお肌の悩みについて

よく「妊娠してから今までと肌の様子が違う」というお声を伺います。

なぜ、妊娠中には肌トラブルが生じやすくなるのだろう？

その理由は、黄体ホルモンであるプロゲステロンの大量分泌が関係すると言われています。

黄体ホルモン（プロゲステロン）には、基礎体温のコントロールや妊娠時の子宮内膜の維持などの役割を持ちます。

妊娠中には普段より女性ホルモンの分泌が活発になる故

皮脂の分泌を促進する作用がある 黄体ホルモン（プロゲステロン）の影響で、乾燥すると特に反応が強くなり、妊娠前と妊娠時では皮脂の分泌が通常より多くなってしまい肌が脂っぽくなったり、ニキビが発生しやすくなります。

妊娠中はお腹にいる赤ちゃんを守るため、様々な制約が生じます。

お酒やタバコはもちろん、コーヒー、エナジードリンク類でのカフェインの摂取や染髪なども控えないといけません。

さて、そんな制約の多くなった妊娠期間中は、鍼でツボ刺激を行っても良いのでしょうか？？

妊娠中に鍼をして[嬉しいこと]とは〇

妊娠中の女性は体に数々の変化が生じ、大きな負担が掛かります。

そんな妊娠中の方でも実は鍼治療を受けると様々な嬉しいことがあります。

妊娠をすると胎児育成と子宮を健康に保つ為に女性ホルモンが活発になり、その結果皮脂の分泌が増えて肌荒れを起きやすくなります。（上記参照）

鍼施術にはホルモンの乱れや自律神経を整えてる作用があり、肌荒れが起きた場合その回復を助ける働きがあります。

徐々にお腹が張ってくると、倦怠感をはじめ　肩こり・腰痛・むくみで悩むことが増えてきます。

体の症状に対してもホルモンの影響で出た症状の緩和に鍼が有効です。

鍼を打つことでカラダもリラックスっすることを認識すると、体調回復にエネルギーが回るようになります。

妊娠中に鍼を施す際の注意点（母体目線）〇

鍼施術は基本的に副作用の少ない施術ですが、妊娠中は母体は非常に繊細ですので、鍼の施術後に稀ではあるが体調不良を起こす可能性があることをご承知ください。

特に安定期に入る前の妊娠初期ではその可能性が高くなるので、鍼の施術は控えた方がよいです。

妊娠中の美容鍼は、赤ちゃんに影響はないのか？〇

妊娠中,母体には数々の変化が起こります。

妊娠時は飲酒やタバコ、カフェイン類など控えるものが多くなります。

結論からいうと鍼灸や美容鍼の施術を、妊娠中に受けても問題ないとされています。

鍼灸や美容鍼には、投薬の様な副作用がなく、胎児環境を考慮しても安全に施術を受けていただけます。

安定期に入るまで禁忌とされているツボ（経穴）が存在します。

東洋医学の長い歴史や経験に基づき導き出されたもので、代表的なのが、【肩井】と【三陰交】というツボです。

何故禁止とされているかというと、子宮収縮の可能性があるためとされています。

母体環境維持には、安定期に入るまでにはこれらの過度の刺激は好ましくありません。

まとめ

妊娠期は、母体にとって今までにない大きな体の変化が起こり、戸惑うかと思います。

ですがご安心ください。

鍼治療や美容鍼はホルモンバランスの乱れによる体調不良を安全に改善することができます。

もしご興味のある方は、一度かかりつけの産婦人科医にご相談されてみてはいかがでしょうか。