鍼灸治療 関連
2024年01月12日

美容鍼って痛いですか? よくある質問   再掲載

美容鍼って痛いの?鍼についての特徴を解説

美容鍼を受ける女性

美容鍼(鍼治療)をまだ受けたことが無い方には「鍼って痛そう」「たくさん刺さってて怖い」と感じる方も多いかと思います。

ですが実際に鍼を打ってみると想像よりだいぶ痛み刺激は無くて、むしろ筋肉が程よくほぐれて血色も上がって良いことづくめなんですが、実際に初めてするとなると緊張しちゃいますよね。

今までに何千人と鍼を打ってますが、多少の個人差はあるものの、実際に痛かったという人は圧倒的に少ないです。
(痛みが出にくい刺し方を工夫してるので)

ただ、ある条件によって、多少の痛みは生じるのでその理由についてまとめました。

 


今回のテーマは鍼を打った時に感じる痛み刺激の種類理由について解説します。


美容鍼って痛くないの?

背部に鍼を施す

美容鍼と言えば、お顔に刺す事を思い浮かべますが、体への鍼の経験がある方ならともかく、全くの所見の方が顔に打つとなると、心配が高まってハードルを感じますよね。

先ほども述べましたが、多少の個人差はありますが、「実際に打ってみたら思ってたより全然痛くなかったよ」という方が多いのが事実です。

美容鍼で使う鍼の太さは、0.10~0.16㎜と、髪の毛サイズの太さしかなく、刺す深さも場所によって異なりますが、1~10㎜のごく浅いところまでしか刺さないのがほとんどです。術者やサロンによっては強刺激をうたっているところもあるので、差はあります。

薬液を入れるための注射針は管状になっていて、刺さるときの刺激は強いですが、それに比べると、「え?今刺したの?全然気づかなかった」という方も多く、多くの方の証言にある通り、「痛みは思ったより少ない、むしろ気づかない」というレベルなので、そんなに心配せず怖がらなくていいですよ。

 

 


美容鍼を打って痛みを感じるのはどんなとき?

 

美容鍼で使う鍼は全体的に細いものを使うケースが多いですが100%痛み無しで居られるか?と言われるとそうではありません。

ただ言えるのは表皮に刺さった瞬間だけ「チクッ」とする程度ですが、ある条件によっては、強弱が出てしまう場合があります。

 

 

 


毛穴に鍼が刺さったときはどうなるの?

 

毛穴には血管や神経が豊富に集まっていて、ピンセットで毛を抜くと痛みが出たり、場合によっては血がでますよね。

顔面は大事な感覚器官の集合体なので痛覚に関しては少しシビアなパーツになります。

特に顔は脂の分泌を助ける皮脂腺や毛包管が多く存在します。

なるべく痛みが出ないように注意を払っていますが、極細の鍼が毛穴にドンピシャで入ると不快感を感じるかもしれません。

また、保湿不足や太陽に当たり過ぎて肌が焼けていたり、ストレス、ホルモンバランスなどの影響で、毛穴が開きやすくなっている時は少し注意が必要です。

 

 


顔の筋肉に凝ってるときは?

咬筋 イラスト

 

顔の筋肉をあまり動かしていなかったり使い方に偏りがあってゴワツキがあるときは、筋肉や皮膚の緊張も強く痛みを感じるかもしれません。


特にエラ周りの咬筋やほうれい線近辺は動きが偏る傾向にあります。

痛みがあるという話ばかりしてすみませんが、むしろ今の悩みの根源を断つべき場所に対しては(ほうれい線、咬筋、側頭筋)、積極的なアプローチをした方がの、症状が改善して後のメリットの方が大きくなります。

美容鍼を打っていると、筋肉はほぐれ、色つやも良くなり顔のコンディションも上がってくるので、状態が落ち着くまでには少し痛みがあるかもしれません。

 

 


慣れてる人でもその日の体調や体質よっても変わる

頬を触る女性

何度も鍼の経験がある場合でも、その日の体調や体質などによって痛みを感じる場合があります。

  • ストレス
  • 疲労が蓄積している
  • 肌荒れ
  • 無理なダイエット(食事制限による栄養不足)
  • 味の濃い食べ物
  • 多量のアルコール
  • ホルモンバランス
  • 睡眠不足

などがあり健康管理も一緒に視野に入れて美容を目指しましょう。
人それぞれ体質によって痛みの捉え方は違いますが、叫んだり、のた打ちまわるほどの痛みは無いのでご安心ください。
病的な理由でコンディションがすぐれない時は美容鍼はせず、まずは体調を整えるところを最優先に考えましょう。

 


美容鍼はほぼ痛みを感じない

ここまで美容鍼の痛みについて、説明してきましたがいかがでしたか?


実際に施術を受けると「痛み」よりも、状態が良くなる事での「気持ちよさ」の方が大きく感じる方が多くいらっしゃいます。

安心やリラックスから、知らない間にツーっと涙を流す人もいて、「あ~、ストレスを抜き取られてる~」と仰る方もいます。

ストレスや疲れからの解放される期待値の方が高いので、痛みを感知せずに皆さんリラックスされています。

施術の仕上げを行っていて、顔やカラダ、手足の末端までポカポカしている方も多くいらっしゃいます。

これは体が回復モードに切り替わった証拠といえます。

緊張して構えているよりリラックスして鍼を受けた方が痛みの加減の抑える事が出来るので、最初は鍼になれながら、だんだん心のリラックスに転じればよいと思います。

 


内出血が起きる可能性について

美容鍼をするうえで、鍼が血管を傷つけてしまい、内出血が起きてしまう可能性つきまといます。

通常であれば、血管の壁は弾力があり、鍼が血管に当たっても弾かれる仕組みになっています。

しかし、筋肉や皮膚などの組織の血行状態が悪い場合、弾力性が低下しているので、鍼で血管を傷つける事があります。

血管が傷つくと血液は血管外にある皮下組織に流れ出します。

血液が皮膚の外に流れ出れば圧迫して拭き取れば問題ないですが、皮下に残ったままだと、内出血となります。

美容鍼・通常の鍼灸治療をするうえで、内出血リスクは誰でも起こり得ますが、特に内出血を引き起こしやすい要因がいくつかあります。

  • 生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症)
  • よくタバコを吸う
  • 抗凝固薬などを服薬
  • 胃腸の働きが弱まっている
  • 体質的にあざが出来やすい

 

美容鍼では顔に鍼を刺すので、仮に顔に内出血ができてしまうと人目に映って気になってしまうかもしれません。

ですので、美容鍼の施術する際は以下の点に気を付けましょう。

 

  • 結婚式・撮影・イベント前や人と会う直前は、時期を見計らう
  • 内出血してしまった所を、執拗にグリグリ揉まない

美容鍼灸では顔に鍼を刺すので、お顔に内出血ができてしまう可能性があります。

お顔に内出血が出来てしまうと目立ってしまうため、結婚式・撮影・イベントへの参加前や人と逢う直前は避けた方が無難ですね。

美容鍼をするうえで、顔以外にも頭部やあご下や耳の周辺・手や足などにも鍼を刺すことがあります。

このような顔以外の箇所でも美容鍼の効果は期待できます。

むくみを急遽取りたいなどの場合は、鍼を使わない施術などありますのでご相談ください。(小顔矯正やフェイシャルエステなど)

顔以外に鍼を打ち、他の手法からのアプローチもご検討ください。

 

万が一、内出血が生じた際、自分で執拗に揉んでしまうと一度止まった血液が再度皮下で流出し拡がるする恐れがあるので、内出血が起きた所はグリグリ揉まないように気を付けましょう。

そのまま放置していても内出血は日数経過とともに減少しますが(1~2週間程)、

なるべく早く治したい場合は、内出血した箇所を冷やしてその後に温める作業を数回行います。冷→温→冷→温→・・・)

そうする事で、血管の伸び縮みが促され、血流とリンパの流れが高まり吸収が早く進みます。

 


鍼の痛みが不安な場合

美容鍼での鍼の痛みを解消する方法として以下が挙げられます。

  • 細い鍼をつかう
  • 慣れないうちは鍼の本数を少なくする

 

鍼の痛みが不安な場合は、気兼ねなくご相談ください。

一般的に美容鍼で考えられる痛みの原因は鍼の太さによるものがほとんど。

美容鍼で使用される鍼の太さの種類は無数にあり、痛みが不安な場合は、「初めてなので細めの鍼を使って欲しい」とお伝えください。

体が鍼の反応にまだ慣れていないのなら、鍼の本数を少なくすることも可能です。

肌や体の調子や心の緊張とも向かい合って、一人一人のペースで施術をしていくのが好ましいです。

 


施術後にだるさを感じることもある

美容鍼の施術後に身体のだるさを感じることがあります。

この身体のだるさは副作用ではなく自律神経が刺激され、体のコンディションを回復させる際に起こるとされています。

美容鍼を行うと老廃物(代謝産物)などの排出が促進されるため、だるさや熱っぽさを感じる場合があります。

施術を受けた人は一定の割合で起こる可能性があり、一定期間が過ぎれば解消るので不安に感じなくても大丈夫です。

体調を回復するサイクルが働きだしたきっかけですので、出来るならば安静にお過ごしください。

 


痛みではなく心地よさを感じる人もいる

美容鍼を受けた全ての人が痛がるとは限りません。

むしろ鍼や指圧でツボを刺激し、リラックス感に満たされ心地よさを感じる人が多いです。

ツボを刺激する事で血流が良くなり、身体が温まってリラックス状態になり、ウトウト眠りにつきます。

こういう面も期待できるので、初めて鍼を受ける際は、日頃の緊張を取る良い機会と考えリラックスする気持ちでお越しください。

 


美容鍼で得られる効果について

美容鍼を受ける際、調子によっては多少の痛みを感じる場合があります。
しかし、その裏返しとし顔のたるみむくみなどの改善効果が期待できます☆

☆顔のたるみやほうれい線の解消に

お顔、頭部、首回りの筋肉が加齢によって硬くなりハリがなくなる事で、たるみやほうれい線につながります。
お顔のたるみやほうれい線に対して、美容鍼を施し真皮にわずかな傷をつけて、コラーゲンの分泌を促すことで、顔のたるみほうれい線を解消します。

☆こりをほぐして顔のゆがみを整える

顔が歪む理由として、表情筋や口腔内の筋肉である口腔内筋喉やアゴ下の筋肉が凝ることで起こります。
美容鍼では鍼によって表情筋・口腔内筋・喉、アゴ下のこりをほぐし、顔のゆがみを整えます

☆新陳代謝を活性化させて顔のむくみを解消

顔がむくむ原因は主に【老廃物・代謝産物が蓄積】【筋肉の凝り】です。
美容鍼は筋肉の凝りはもちろん、新陳代謝を活性化させて古いリンパなどの老廃物、代謝産物などの排出を促します。
鍼をする事で蓄積された老廃物・代謝産物の排出が促進される、体の成分濃度は適切に保たれ顔のむくみが解消されます。

☆ホルモンバランスや自律神経、神経ストレスの調子を整える

ホルモンバランス自律神経を整える作用も美容鍼に期待できおすすめです。
頭や体に分布されているツボを鍼で刺激する事で、脳への血流が促進され、ホルモンバランスと自律神経をコントロールする部位である視床下部への血流が増加します。
視床下部への血流が増加することで、ホルモンバランスや自律神経が整い神経ストレス緩和作用が起こります。

 

 


まとめ

鍼を初めて受ける際どうしても「鍼(はり)=痛い!」という先入観がありますが、美容鍼で使用する鍼は髪毛サイズの極細鍼で施術中の痛みは極限まで抑えられています。

ツボの刺激による、血行促進と緊張・ストレスの緩和によって体が回復モードに転じる事で、肌の不調・体の不調を改善していき、鍼を使ってツボや筋肉を刺激することで血健康と美容の両立が叶う素敵な施術として人気が高まっていて、悩み改善にはお勧めです。
まずは一歩を踏み出して、コンプレックスを克服した清々しい自分と出会いましょう。

 

 


 

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シム院長

[ブログを書いた人]
Shim シム院長

子供3人のパパ先生
 

数あるサロンの中から当店のページをご覧頂きありがとうございます。
整形外科勤務で培った医学知識と技術で、症状改善に取り組みます。
【国家資格保有】専門機関との提携、技術指導の経験を活かし納得のいく施術を目指しております。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
予約 貸切で施術を行うので、落ち着いた空間で鍼・整体などの施術を行います。
産後ケアを行いたいお母さん、お子さんが泣いて騒がしくても構わないので、不調を我慢せずお越しください。


今までの整形外科や鍼灸院での臨床での経験と知識を生かし
【一人でも多くの人に美と健康を届けたい】
そういう思いでこの院を立ち上げました。

【一人の幸せから、みんなも幸せになる】
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世の中が笑顔満ち溢れるって素敵ですよね♪

みなさんが、笑顔になれるよう精一杯施術に励みます。
『ホッと一息つきたい』そんな時はHARISへどうぞ。


【職歴】20年
鍼灸整骨院⇒整形外科(守口市)⇒整形外科(住吉区)⇒開業(2017年4月)

【資格一覧】
〇鍼灸師
〇柔道整復師
〇AEAJ公認アロマ検定1級
〇AEAJ公認アロマアドバイザー
〇パーソナルトレーナー

【趣味】
・魚釣り:ルアー、ジギング、エサ釣り(歴30年)
・キャンプ
・バイク(大型二輪免許)
・筋トレ
・柔道
・バレーボール